クロス クラシックセンチュリー メダリスト ペンシルのレビュー

今回は前にフリマサイトで購入した「クロス クラシックセンチュリー」のペンシルをレビューします。

ツイスト式という最近ではあまり見かけない機構を持ったおしゃれなペンです。

フリマサイトでたまたま安価に販売されていたので購入しました。

 

ひとつ前の筆箱紹介の記事でも書きましたが現在メインのペンシルとして使っています。

 

まずはクロスというメーカーについて紹介していきます。

クロスは1846年にアメリカで創業した筆記具メーカーで2024年現在ですでに創業178周年という歴史あるメーカーです。

主に万年筆やボールペン・ペンシルなどを販売しており歴代のアメリカ大統領も愛用していたそうですよ!

 

クロスの商品にはすべて機構上永久保証がつけられていて機構上の故障に関してはすべて使用年に関係なく無料で修理、交換が可能です。

 

それではデザインを見ていきましょう。

軸本体はかなり細身で短いですがシルバーとゴールドの組み合わせがかなり豪華です。

ボディには段差がなくつるんとしたフォルムになっていて近未来的なデザインになっています。

遠くから見るとわかりにくいのですが、実際に手に取ったりして近くから見ると軸に縦方向の溝が入っているのがわかります。

ですが軸の上部と下部をつなげたときにこの溝が少しずれてしまうのでそこは気になりました。

 

クリップは軸にしっかりと固定されておりバネなどが搭載されていないのでかなり固いです。

 

さて、このペン最大の特徴である芯の繰り出し機構についてみていきたいと思います。

上部を時計回りにひねると芯が繰り出され、反時計回りにひねるとカチッという音とともにチャック部分のロックが外れて芯がするすると通るようになります。

そのタイミングで芯をしまうことができます。

 

ですがチャック部分のロックを解除した状態で強く振ったりすると芯が飛び出てきてしまうので注意が必要です。

 

実際に書いてみると鉛筆の太さとほとんど同じ直径でペンシルにしてはかなり細いです。

ロームメッキでかつ縦方向に溝が入っているので結構滑りやすいのが難点ですが書き心地はとてもいいです。

 

段差やぐらつきのないフラットなフォルムのおかげかペンではなくまっすぐな棒で書いているような感覚で書くのが楽しくなります。

個人的にはこの書き心地は好みです。

 

これはボールペンの方も気になってきてしまいますね!

 

豪華なデザインで書き心地もいいのでプレゼントなどにもおすすめです。

 

これで「クロス クラシックセンチュリー メダリスト ペンシル」のレビューを終わります!

 

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新学期に向けての筆箱紹介

新年度の筆箱紹介

今回は新年度に向けて中身の構成を少々変えた筆箱紹介の記事です。

今回は左右の一本刺しの間にある極細の一本刺し(?)にも入れてみました!

 

中身のうちすでにレビュー記事を書いたものは最後にリンクを貼っておくのでぜひそちらも見て下さい。

 

というわけで早速紹介に入ります!

 

筆箱

今回使う筆箱はCカンパニーのルポセカンドペンケースです。

容量は他の物より少なくはなりますが、デザインが良いのでおすすめです。

一本刺し

右側の一本刺し

ここにはシャーピーの黒サインペンを入れています。

新学期は新しい教科書やノート等に記名をすることが多いため出番が多いです。

ペン先も潰れにくくて書きやすいのでおすすめです!

 

左側の一本刺し

ここにはロットリング600の2+1を入れています。

ロットリング600シャープペンで言うところの高度表示窓のパーツを回転させて芯を繰り出す方式になっています。

 

真ん中の極細一本刺し

ペンを入れるべき場所なのか怪しいですがここにはクロス クラシックセンチュリーのシャープペンを入れています。

 

恐らくこのスペースはペンケースを開いたり閉じたりするためのゆとりだと思います。

 

右側のポケット

ここには以下の4本を入れています。

  • PILOT ジュースアップ オレンジ
  • カランダッシュ 849ボールペン ブルー
  • LAMY ロゴ ステンレスヘアライン ペンシル
  • トンボ鉛筆 モノグラフファイン ブラック

 

授業の時には赤を使うほどではないけれど目立たせたい場面がちょこちょこあるので使用頻度が高くなります。

赤シートでも消えるので便利です!

 

LAMY ロゴのペンシルは独特な柔らかい書き心地が気に入っています。

 

カランダッシュはインクも大容量で軽量・デザインもいいので手帳に書き込むときはこれをメインで使っています

 

左側のポケット

ここには小物類を入れています。

 

小型の修正テープやステープラーはたまに出番が来るのであると便利です。

 

消しゴムはとりあえずアーチを入れています。

小さくなってるのでもう少ししたら別のものに変わるかもしれないです。

 

中身としては以上です。

新学期なので普段は入れていないサインペンも入れてみました。

いかがでしたか?

 

今回の中身の過去記事

 

 

以上です。これで「新学期に向けての筆箱紹介」を終わります。

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トンボ鉛筆 モノグラフファイン レビュー

今回は前にトンボ鉛筆から販売されたモノグラフファインのレビューです。

 

カラーはホワイトとブラックの2種類で僕が持っているのはブラックです。

ホワイトだとノックキャップの繰り出し式消しゴム部分の内側にあるネジが見えてやや安っぽい印象を受けたのでブラックにしました。

 

まずはデザインから見ていきます。

本体はマットなブラックで安っぽさがありません。軸の部分はサラサラとした触り心地で長く使っていると艶が出てきそうな加工がされています。

 

最初の方でホワイトは安っぽさが目立つと書いたノックキャップですがこちらも半透明ながら黒なのであまり目立たないと思います。

軸上部にある黒白青の部分がデザインを引き締めています。

 

短めのクリップは真ん中に細長いスリット加工がされており、すっきりとした印象を与えています。

口金部分はスリム段テーパーと呼ばれる形になっており、このおかげでペン先の視界が格段に良くなっています。

グリップ部分には指を乗せるガイドがありますが、人によって持つ部分は違いますしあまり深いガイドでもないのでグリップ能力の大幅な向上が見込めるわけではないと思います。

それでも、軸と同じ加工に見えて実はソフトフィール塗装と呼ばれる加工がされていて経年劣化は抑えつつグリップ力が増しています。

 

ラバー程グリップ力が強いわけではありませんが、僕はラバーのべたっとした感じがあまり好みではないので気に入りました!

 

さて、このペンの最大の特徴である「消しゴムユニットロック機構」について書いていきたいと思います。

従来品だとノックキャップについている繰り出し式の消しゴムを使うときにノックキャップを紙面に押し付ける形になってしまい、消すと同時に芯が繰り出されてしまうことがありました。

そこで、重りを利用してペンを逆さまにしたときにノックができないようにするという改良がなされて完成したのが「消しゴムユニットロック機構」です!

まぁ僕はペンについてる消しゴムは使いたくない派ですがねw

 

実際に書いてみましたが書き心地はいいですね。

重心が低いことを売りにしているだけあってかなり重心が低いです。

ですが僕の感想としては重心が低すぎて持った時に違和感を覚えるほどだったのでそこは結構気になりました。

僕は重心があまり低すぎない方が好きですね。

あとで持ち比べてみたのですがグリップ部分の方が軸本体よりも重いような気がしました(気のせいかも)

 

こんな感じです!

これで「トンボ鉛筆 モノグラフファイン」のレビューを終わります。

 

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極楽工房 禅 楠瘤パトリオットペン のレビュー

今回は極楽工房のボールペンをレビューします。

前に行った文具マーケットの時の購入品となります。

 

極楽工房とは兵庫県にある極楽寺というお寺の住職が手作りして販売している工房で、シャープペンとボールペンの二種類が販売されています。

 

ペンを作る前に木を一度供養しているそうで今はもう匂いはなくなってしまったのですが箱を開けた時に少しお香の匂いがしました。

 

先程シャープペンとボールペンの二種類が販売されていると書きましたが、ボールペンにもノック式の物と弾丸型の回転繰り出し式ボールペン(パトリオットペン)の二種類があって、ご覧の通り僕が買ったのはパトリオットペンの方です。

 

早速デザインを見ていきましょう。

先ほども書いたように弾丸型ということで少しずんぐりとした形のペンになります。

 

軸に使われている木は楠の瘤杢で最初から色が濃いめです。あまり大きな経年変化は期待しないほうが良いかもしれません。

 

金具はつや有りの黒い金具で木の濃いめの色と相性がよく高級感がかなりあります。

 

軸の側面を見ると「禅」と刻まれています。

実際に書いてみると、金属パーツが多用されているため軸は短くてもかなりしっかりとした書き心地です。

ペン先はカランダッシュ849と同様向きによってはガタつきます。

テープを巻いたところすぐに改善されたのであまり気にする必要はないかと思います。

 

口金と軸の段差が多少あるので持ち方によっては気になる方もいるかもしれません。

 

最初に入っているインクは滑らかな油性インクで、これでもかなり書きやすいです。

 

ですがG2規格のリフィルのためジェットストリームをはじめ様々なメーカーのインクを入れて使うことができます。

 

太軸なのも持ちやすさに貢献しています。

 

クリップはアヒルのくちばしのような形で先端が軸から離れています。

なのでクリップボードや服の胸ポケットにも簡単に差す事ができます。

 

こんな感じです!

これで「極楽工房 禅 楠瘤パトリオットペン」のレビューを終わります!

 

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パーカー75 スターリングシルバーボールペン レビュー

今回はパーカー75という初めてのスターリングシルバー製のボールペンのレビューです。

 

スターリングシルバーとは銀の含有率が92.5%を超えたもので、銅だけを割金に使っており純銀よりも傷つきにくいことが特徴です。
スターリングシルバーは経年変化するのでそれも含めて永く使っていきたいと思います!

このペンはもうだいぶ前に廃盤になり今では中古のペンを販売するお店やオークション、メルカリなどでしか購入できないようになってしまいました。

というわけで今回はメルカリで入手したペンになります。

 

軸本体を見るとシズレパターンと呼ばれる格子柄の溝が軸全体に刻まれています。

これが細い軸の滑り止めの役割も果たしていて持ちやすくもなっています。

どうやらパーカー75には初期型と後期型と呼ばれるものがあり、僕のものは天冠部分を見たところ後期型だと思われます。

この天冠部分のデザインで初期型かどうか区別が付きます。


このペンはキャップノック式と呼ばれる芯の繰り出し方式でキャップをスライドさせて芯を繰り出します。

そのおかげで回転繰り出し式のようなおしゃれな見た目ながらノック式という機動力の高い機能のためかなり使いやすいと思います。

 

ペン先に向けてシュッとした鋭い形でだいぶ前にレビューした「パーカー  ジョッター」と似たようなシルエットです。

ボールペンは持ってないので比較はできませんがサイズ感はほとんど同じなので持っている方は参考にしてみてください。

それでは、実際に書いていきましょう!

購入時純正のインクは切れていて書くことができないとのことだったので手元にあったステッドラーのコンクリートボールペンから芯を移植してきました。

ノック感も良くカチャッという金属らしい音がするので気分の切り替えにも丁度いいですね!

 

肝心の書き心地ですがTHE油性な芯を使っていることもあり筆圧をかけながらしっかりと書いていく「書き心地が良い」といった感想がぴったりだと思います。

 

ただジョッターと同じような軸径ということはグリップ部分の軸径がかなり細くなっています。

なのでここは好みが別れるところかと思われます。

ですがジョッターとは違ってシズレパターンによるグリップ性能の良さもありかなり使い心地は良好ですね。

 

気になったのはクリップ部分ですが、かなり細く柔らかいのでクリップを頻繁に使用する方はそこも注意したほうが良いかもしれません。

僕は普段あまりクリップを使わないので耐久性がどれほどのものかはわかりませんが。

 

やはり銀は金属の中でもトップの熱伝導率を持つだけあってもったときから室温でややあたたかくなっています。もし冷たかったとしてもペンを持ったらすぐに体温で温まるので冬でも使いやすいと思います。

 

こんな感じです。

 

良いと思った点としては

  • デザインが格好良い
  • シズレパターンで持ちやすい
  • 書き心地が良い
  • 冬でも使いやすい素材

気になった点としては

  • クリップの耐久性がやや心配
  • 黒っぽくなっていく経年変化が気に入らない人がいるかも

 

今回は書き方を変えてみました。いかがでしたか?

 

 

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56 PILOT エリート万年筆のレビュー

PILOT エリート万年筆

 

今回はだいぶ前に文具マーケットで購入した「PILOT エリート万年筆」のレビューです。 

中古のペンを扱っているお店で購入しました。

万年筆が好きな方はご存知かもしれませんがエリート万年筆は時代によって少しづつ仕様が異なります。

僕が購入したのは前述の通り中古品ですので現行品とは若干の違いがある可能性があります。

 

購入当初はやや調子が悪くインクフローが渋すぎて線がかすれてしまうような状態だったのですが、辛抱してしばらく使っているとインクフローが一気に良くなったのでレビューすることにしました。

 

ちなみにこの万年筆は僕にとって初の金ペンとなります。

 

デザイン・質感

キャップを嵌めたとき

キャップを嵌めた状態ではかなり短くコンパクトなので手帳に挿したりして使うことができます。

黒の本体に金色の金具のいわゆる「仏壇カラー」と呼ばれるデザインかなり高級感があります。

 

キャップをポストした(後ろにキャップをつけた)とき

下の写真を見ていただけると分かりますが、まさにキャップをポストするためだけに設けられた出っ張りのところでピッタリとキャップをポストすることができます。個人的にこういう細かいところまで作られているのが好きなポイントですね。

本体は短いですがキャップをポストすると程よい長さになります。

いざキャップを取ってみると特徴的な形のニブが姿を表します。

シュッとした流線型のニブでこの形に慣れると通常のニブの万年筆を使ったときに違和感を覚えてしまうかもしれません。

使い心地

実際に書いてみるとかなり軽くふわふわとした書き心地です。

ちなみにインクは前に紹介したLIGHTIVEとも同じPILOTのカートリッジインクを使用していますが鉄ニブのペンとは明らかに書き心地が違います。

筆圧を少し強めにして書いてみると、筆跡の強弱などが出やすかったです。

 

本体も短いのでかなり取り回しも良好です。

重量感のある万年筆が好きな方にはあまり向かないとは思いますが軽くて書き心地もいいので暗記ものの勉強の際に役立ちました!

 

まとめ

このペンは手帳などのお供にも普段使いとしても十分使える万年筆です。

重量感のある万年筆が好きな方にはあまり向かないかもしれませんがインクフローも良く滑らかな書き心地なので僕は好きです。

 

さすが名作と言われるだけあってこだわられていますね!

 

これで「PILOT エリート万年筆」のレビューを終わります。

 

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#55 真鍮の質感がかっこいいボールペン SARASAグランド 三田三昭堂限定モデル

サラサグランド 三田三昭堂限定モデル

今回は、ゼブラのサラサグランドの三田三昭堂限定モデルを紹介します。

 

これはこの間の文具女子博の戦利品の一つです。

 

bookandstationery.hatenablog.com

 

通常のサラサグランドは塗装がされており、最近の限定色の「サラサグランド  アンティークカラー」という物があってそれはグリップの部分のみが真鍮むき出しになっています。

ですがこのモデルは全体が真鍮むき出しカラーになっていてかなり高級感があります。

 

デザイン・質感

冒頭の部分でも書きましたがこのモデルは全体が真鍮むき出しのカラーになっています。

持ってみると真鍮が完全にむき出しという訳ではなく、透明なコートがされているのが分かります。そのため長時間握っていても手に金属臭がつかないので匂いが気になる人にとっては嬉しいポイントかと思います。

 

ですが他の方のブログを見てみるとやや経年変化しているので、使っていくうちに透明なコートは剥がれるのではないでしょうか。

 

僕は通常カラーのサラサグランドを持っていないのでデザインの細かい比較はできないので他のサイトを参考にして頂きたいです。

 

キャップ裏の部分は透明なプラスチックが使用されており、インクの部分が見えます。

ここは人によって好みが別れるところかと思います。

 

使い心地

実際に書いてみたのですが普通のサラサよりも筆記線が太い気がします。どちらの芯にも0.5mmと記載されているのに…

もしかしたら僕が持っている通常のサラサが古いものでインクフローが悪くなっている可能性もありますが、明らかに0.5mmの筆記線よりもかなり筆記線が太いと思います。

 

ノック感はやや柔らかめですが、ただ一つ、問題があります。

それは「ノックするときにクリップが指に刺さる」ことです。

 

最初に載せた写真を見ていただけるとわかりやすいですが、クリップがかなり出っ張っているので向きによってはクリップの尖った部分に指が刺さって痛いことがあります。

 

向きさえ見ればあまり困ることはないと思いますが急いでメモしようとするときなどでは指が刺さって困ることがあるかもしれません。

 

まとめ

良いと思った点

  • 真鍮の質感がかっこいい
  • サラサのインクなのでなめらかで発色もいい

気になった点

  • ノックするときに角度によってはクリップが指に刺さって痛い

 

こんな感じです!

 

これで「サラサグランド 三田三昭堂限定モデル」のレビューを終わります。

 

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